この記事では、クリスタのアップデートプランに関するデメリットついて解説します。
結論から言うと、クリスタのアップデートプランは年単位でしか契約できなかったり、解約すると元のバージョンに戻るなどの購入前に確認しておきたいポイントがいくつかあります。
クリスタのアップデートプランの5つのデメリットをもっと詳しく知りたい方はこの記事を読み進めてください。
今すぐ判断したい方は公式サイトでアップデート内容や料金プランを確認してみてください。
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まずは確認!クリスタのアップデートプランと他プランとの違い
クリスタのアップデートプランは、買い切り版を購入したユーザーが対象となる追加契約サービスです。
月額や年額のサブスクリプションプランとは異なり、すでにソフトを持っている人が常に最新機能を使うための仕組みです。
アップデートプランの概要と対象者
金額(税込) | |
---|---|
クリスタPRO | 1200円/年 |
クリスタEX | 3400円/年 |
アップデートプランは、一括でCLIP STUDIO PAINTを購入したユーザーが対象のサービスで、上記の追加料金を支払うことでソフトの最新版に継続的にアップグレードできる仕組みです。
月額制ではなく、年単位で契約する形式となっており、Windows・macOS版に限定されています。
タブレットやスマートフォンで購入したユーザーや、サブスクリプション契約のみのユーザーは対象外です。
クリスタを最初に買い切りで導入した上で、「最新の機能を使いたい!」と考える方がオプションとして購入を検討するプランです。
月額プラン・買い切り版との比較で見える特徴
アップデートプランと比較されやすいのが、年額・月額のサブスクリプションプランと、一括買い切りでの永続使用です。
月額・年額プランは、常に最新版を使える反面、契約を解約すれば利用できなくなります。
一方、買い切り版は一度購入すればバージョン固定で使い続けられますが、最新機能の追加がされません。
アップデートプランはその中間的な位置づけで、買い切り版に最新版機能を加えられるのが大きな特徴です。
クリスタのアップデートプランの主なデメリット5選
クリスタのアップデートプランは一見お得に見えますが、加入前に知っておくべき制限などのデメリットが存在します。
ここでは実際に注意すべき5つの主なデメリットを紹介しますので、後悔しない判断材料として役立ててください。
- デメリット①:契約期間が年単位のみで柔軟性がない
- デメリット②:アップデートを使わない期間も料金が発生
- デメリット③:長期利用するとコストが高くなる
- デメリット④:解約すると元のバージョンに戻る
- デメリット⑤:解約後は使っていた機能が使えないため不具合がでる可能性
デメリット①:契約期間が年単位のみで柔軟性がない
アップデートプランは年単位の契約のみとなっており、1ヶ月単位の短期契約はできません。
たとえば「必要なタイミングだけ最新版を使いたい」という場合でも、最低1年間は料金が発生します。
また、途中解約による返金なども基本的に対応していないため、気軽に試すという使い方ができません。
短期的な利用者や、先の利用計画が見えない人にはハードルが高い仕様ですね。
デメリット②:アップデートを使わない期間も料金が発生
アップデートプランに加入していても、1年間で数回しかアップデートが行われない場合や、自分が必要とする機能が追加されなかった場合でも料金は変わりません。
「最新版が出るたびに活用しているわけではない」というユーザーにとっては、費用対効果が悪く感じられることもあります。
使用頻度や必要性に見合ったタイミングでの契約するのが良いでしょう。
デメリット③:長期利用するとコストが高くなる
アップデートプランはサブスクで年毎に支払うため長期利用するとコストが高くなります。
一方でクリスタのバージョンが古い場合はバージョンアップの料金を支払うことなく、アップデートプランを利用すれば最新のクリスタの機能が使えるようになるので、メリットも大きい面もあります。
とはいえ長期間、サブスクで料金を支払い続けるとバージョンアップの料金を超えていきます。
なので最新機能が使えなくてもいいという人はバージョンアップをして買い切り版を長く使う方がコスパが良いでしょう(バージョンアップは一度支払うだけなので)。
どうしても最新機能をつかっていきたい!という人はアップデートプランの利用を検討してください。
デメリット④:解約すると元のバージョンに戻る
アップデートプランは解約すると、元々持っていたクリスタのバージョンに戻ってしまいます。
公式ページによると解約後に使えるバージョンは以下のとおりです。
- Ver.1(一括買い切り版)を元から持っていたの場合:Ver.1.13.2
- Ver.2(一括買い切り版)を元から持っていたの場合:Ver.2.0.6
デメリット⑤:解約後は使っていた機能が使えないため不具合がでる可能性
その場合、最新バージョンで使っていた機能は元のクリスタのバージョンにはないので編集ができないという事態が起こり得るわけです。
解約後は契約中に追加された新機能が利用不可になり、制作途中のファイルに不具合が発生する恐れがあります。
対応しなくなった機能を用いたレイヤーや素材が開けないなど、編集が停止する可能性、制作環境に深刻な影響を及ぼす可能性があることを理解しておきましょう。
長期利用で実際に得するのはどのプラン?買い切り版と月額の価格差を比較!
次にアップデートプランとサブスクリプションプランを比較し、どちらがお得かを検証します。
クリスタは短期利用と長期利用で適したプランが異なります。
とくに5年、10年と長く使う場合は、最初に支払う金額よりもトータルコストの違いが大きく影響します。
たとえばクリスタPROとEXを5年間利用した場合の費用を比較すると、以下のようになります。
プラン | 買い切り価格 | 年額 | 5年間の合計費用 |
---|---|---|---|
PRO買い切り版+アップデート | 6,400円 | 1,200円×5年=6,000円 | 12,400円 |
PROサブスク年額プラン | – | 3,000円×5年=1,500円 | 15,000円 |
EX買い切り版+アップデート | 26,900円 | 3,400円×5年=17,000円 | 43,900円 |
EXサブスク年額プラン | 8,300円×5年=41,500円 | 41,500円 |
PROの場合は買い切り版+アップデートの方が5年間使うと約2,600円安くなり、買い切り+アップデートの組み合わせがややお得な結果となります。
EXの場合は5年間使うのならEXサブスク年額プランの方がお得です。
ですが、6年目になるとEX買い切り版+アップデートは47,300円、サブスクは49,800円となりEX買い切り版+アップデートがお得という結果になります。
したがって最新版を長期利用したい場合はアップデートプランを利用した方がコストが抑えられるということになります。
クリスタのアップデートプランをおすすめしない人
クリスタのアップデートプランは買い切り版を所有していて最新機能を使いたいという人向けのプランです。
なので以下のような人は無理にアップデートプランを契約する必要はありません。
- 現在のクリスタの機能で足りている
- 別に最新機能は使わなくていい
アップデートプランに申し込まなくても、不具合を修正するようなアップデートは無料でこれからも適用されていくので、安全上問題もありません。
クリスタのアップデートプランがおすすめな人
クリスタのアップデートプランがおすすめなのは以下のような人です。
- 買い切り版でクリスタの最新機能を使いたい人
- 随時、最新機能を体験したい人
買い切り版を使っているけれど最新の機能が気になる人、使いたい機能が追加されていて使ってみたいという人はアップデートプランはおすすめできます。
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クリスタのアップデートプランのよくある質問にお答えします!
クリスタのアップデートプランのよくある5つの質問についてまとめました。
- クリスタのアップデートプランは途中解約できますか?
-
アップデートプランは年単位の契約となっており、途中解約しても残り期間分の返金は行われません。
契約期間満了まで最新版が利用できます。
- アップデートプランはiPad版でも利用できますか?
-
いいえ、アップデートプランはWindows/macOS版の買い切りライセンスを持っているユーザーのみが対象です。
iPad版やサブスクリプション契約のみの方は対象外となります。
また、サブスクリプション契約の方は元々最新機能の利用が可能なのでアップデートプランは必要ありません。
- アップデートプランに加入しないと今後CLIP STUDIOは使えなくなりますか?
-
いいえ。アップデートプランに加入しなくても、現在のバージョンのままソフトを引き続き利用できます。ただし、新機能や改善された機能は利用できません。
- アップデートプランの申し込みはどこからできますか?
-
CLIP STUDIOの公式マイページから申し込みが可能です。
外部サイトや量販店では取り扱っていません。
- アップデートプランを契約しても、アップデートが来ない場合はどうなりますか?
-
年間のアップデート回数が少なくても契約料金は変わりません。
アップデートがあればすぐに使えるようになるプラン、ということを理解しておきましょう。
なので必要な機能が含まれるかどうかを確認した上で契約するのが望ましいですね。
クリスタのアップデートプランのデメリットのまとめ
クリスタのアップデートプランについて解説をしてきました。
- デメリット①:契約期間が年単位のみで柔軟性がない
- デメリット②:アップデートを使わない期間も料金が発生
- デメリット③:長期利用するとコストがかさむ
- デメリット④:解約すると元のバージョンに戻る
- デメリット⑤:解約後は使っていた機能が使えないため不具合がでる可能性
このプランは長期的に使うとコストがかかるので、最新機能を求めないのであれば最新バージョンへのバージョンアップがおすすめです。
自分の制作スタイルに合ったプランを選ぶことで、無駄な出費を防ぎ、快適にクリスタを使い続けることができます。
詳細を知りたい方は、今すぐ公式サイトをチェックして、最新の情報を確認してみてください。
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